創業のおはなし
柚子胡椒の原点は、英彦山の山伏が秘伝の薬を作る為の原料です。
山伏の仕事は、加持祈祷と秘伝の薬を製造し販売することでした。
昔むかし、柚子と唐辛子は、薬や保存食として伝わっていました。
昭和25年(1960年) 創業者、林 光美(はやし みつよし)が英彦山の銅(かね)の鳥居近くの食堂「紅葉屋」で、
柚子胡椒の研究開発したのちに商品化しました。
また、現在の代表者の母が、英彦山山伏の家系で、「福海坊(ふっかいぼう)」という宿坊を開いていました。
現在も山伏の血が流れ、柚子胡椒を作っています。
昭和11年頃 英彦山、銅の鳥居前で営業していた
「紅葉屋(もみじや)」の前にて撮影。
林 光美の子供達と親戚
この店の奥で、柚子胡椒の商品化に向け
試行錯誤をしていていました。
開発段階で食堂のお客さんに、試食してもらっていました。
創業者 林 光美(はやし みつよし)
明治22年生
現在の代表者、林 久秀の祖父。
光美は、北九州市門司の出身で、満州鉄道(中国)や
旧国鉄の駅長を勤めた後、英彦山に移り住むました。
さきほどの食堂「紅葉屋」や柚子胡椒の商品化に加え
英彦山の野営場やスキー場で
テントやスキーの道具を貸し出すという
来る時の負担を減らす、今でいうレンタル業を
いち早くおこなっていました。
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英彦山野営場の貸しテント
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スキー場で貸しスキー
明治の終わり頃の写真
光美(右上)若かりし頃と家族の写真。
中央は、光美の祖母、天保11年生まれ、タネ。
昭和31年、福岡県観光連盟より表彰陶器に
入っているものもありました。
形は、変わりましたが柚をかたどったラベル、
楕円形の瓶は今も受け継いでいます。
現在、創業74年となり、皆様のご愛顧によって、
永く柚子胡椒を作り続けさせてもらっています。
受賞歴
令和5年2023年度(第64回)全国推奨観光土産品審査会において【山伏伝来ゆずごしょう 柚乃香瓶入(完熟) 50g】が
最も優れた『特別審査優秀賞』を頂きました。
平成27年に「東久邇宮記念賞」「東久邇宮文化賞」を頂くことが出来ました。
東久邇宮記念会とは、
「大きな発明ばかりを尊ぶのではなく、
小さな発明やアイデアも、同じように尊ぶべきである。
おいしいお味噌汁を考えて、みんなが喜んでくれるなら、
その人も同じように尊ぶべきである。」
という理念で、出来た会です。
二十年程前から、雑誌、テレビなどで
元祖として「柚子胡椒」の知名度を上げたいう
総合的な評価を、いただきました。
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「東久邇宮文化賞」
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「東久邇宮記念賞」
これからもゆずごしょうの元祖
「柚乃香」を変わらぬ味で守り
尚一層、精進していきたいと思います。
何卒よろしくお願い致します。